電子書籍を作ってみたい! その1

今日、本当に唐突に電子書籍が作ってみたくなって、実際に色々やってみたら全く思うようにならなかったのでそれをまとめてみます。
いつか再開する時に同じこと繰り返さない為の備忘録みたいなものです。
その2は、いつか再開した際に書くかもしれませんが、その時には成功談になってることを祈っています…

ではだらだら書きます。無駄に長いです。電子書籍にしたいくらい。


電子書籍のことをよく知らない所から開始

私は、そもそも電子書籍を読んだ経験があまりありません。
なぜかというと、特に大きな理由も無いのですが、データをあまり信用していないからかも知れません。
あ、あれもう一回読みたいな。と思って読もうとしたら、データが破損していたりしたらどうしよう。
本だったら、物理的に何か起きない限りまた読めるけど…データって、私のあずかり知らないところで何かが起こっていたりするから…
と、いうのもあるのですが、実際は私があまり本を読まないタイプの人間だということと、古き良き紙を愛する私かっこいい、みたいな自己陶酔だと思います。

そんなしょうもない理由で避け続けてきた私には、電子書籍などというのは未知の技術でした。
本当に自分で作れるのかもよくわかりません。
どんなソフトで作るのかも、どう作ったら何で見れるのかも、よくわかりません。
iPhoneとAndroidで読めるファイルって違うんです?
そういうレベルです。
なので、グーグル先生に相談してみることにしました。
まあ、これは実は数カ月前に第一次電子書籍作りたい衝動が起こった時の話なのですけど。

私「グーグル先生、電子書籍の拡張子ってなんですか?」
先生「色々ありますけど、pdfとかepubってやつが一般的ですよ」
私「へー!…え!?pdf!?」
私は正直、ふざけるなと思いました。pdfなんて、プリントドキュメントフォーマットの略でしょ?プリントしないで読む電子書籍がpdfなんて、馬鹿にしてるの?
そう思ったのです。
私「グーグル先生、pdfってなんの略ですか?」
先生「ポータブルドキュメントフォーマットの略です。電子書籍の為のフォーマットってことですよ」
私「え!?」
なんと。なんとそもそもあの見慣れたpdfが、噂の電子書籍の為のフォーマットだったのです。
私はてっきり、webに置いてある、印刷して後で見る用のファイルのことだと思っていました。
結構長いことweb関係のことに関わっていたと自負していましたが、まさかこんな勘違いをしていたとは。お恥ずかしい限りです。
しかし、まあpdfはわかった。でも、epubってなんだろう。pdfとepubって何が違うんだろう。
電子書籍を作ろうと思ったら、どっちで作ればいいのだろうか…全然わかりません。

pdfとepub

私は更にググり、pdfとepubの違いについて調べてみました。
私なりに解釈してまとめたので間違ってるかも知れませんが、まあ大体こんな感じです。

PDF
紙に近い。
1ページの始めと終わりが明確に決まっている。
ピンチでページ全体の拡大縮小が出来る。
なので、画像がメインの写真集的なものや、レイアウトの凝った雑誌的な物に向いてるかも。
スキャナで本を取り込んで作った自作電子書籍にもこっちかな。
ドキュメントビューア的な、スマホに最初から入っているアプリで大体見れるっぽい。
EPUB
WEBサイトに近い…というか、まんまと言っても過言ではない。
ベースはHTMLで出来ているので、WEBページと同じように1つのファイルで明確な明確なページの境が無い。
ページ全体の拡大縮小ではなく、テキストサイズの拡大縮小ができ、設定はファイルではなく端末やアプリに依存する。
テキストベースの、小説なんかは、PDFよりこっちの方が読みやすそう。
iOSのiBooksや、Androidでは各種EPUBリーダーで読めるらしい。

今回私が取り敢えずやってみたいのは小説を読めるようにしてみたかったので、EPUBに挑戦してみることにしました。

使ったアプリケーション

家(Mac)でやったり会社(Windows)でやったり色々なのですが、大体どっちでもなんとかなりそうな感じです。

iText(有料版は1,000円くらい)
これは、小説を書くのに使っただけで、今回の電子書籍作りたいプロジェクトには大きく関わってはいません。
でも、縦書ができて行間等細かく設定出来て、ルビや傍点、縦中横など色々便利なことが出来て、更にMacもWindowsも対応している結構便利なアプリケーションです。
私は調子に乗って有料版なので、無料ではどこまでできるかわかりませんが。
でもWindowsはWordとかでも多分できるんだよねそういうこと。
Calibre(無料)
最も重要なアプリケーション。これが無いと今回は何も出来なかったと思います。
電子書籍管理の為のアプリケーションなのですが、様々な電子書籍用のファイルを相互変換できます。
見るからに海外な感じですが、日本語対応しているという優れ物です。
Mac、Windows、そして私は使いませんがLinuxでも使えるみたいです。
Dreamweaver(くっそ高い)
正直無くてもいいです。
ちょうどwebの作業の合間にやってたので開いてて使っただけです。
後述のテキストエディタで充分です、今のところ。
enをjaに変えるのと、少しスタイルシートいじったくらいでしか使っていません。
TeraPad(無料)
TeraPadじゃなくてもいいのですが、txtファイルが作れるテキストエディタが必要。
Macだとmi使ってます。
上記のDreamweaverは、なくてもこっちで代用できます。
Dropbox(無料)
PCと携帯でファイルをやりとりする用。ほんと、便利な世の中だよねぇ…とDropboxを活用する度に思う。
天下一読 (Moon+ Reader)(無料)
EPUBリーダー。どんなものがあるのか知らなかったので、評価高そうなやつを選んでみた。
実際に見れるかどうか確認する用です。
電子書籍に疎い私に詳しいことは言えないけれど、突然落ちたりしないし、多分評価高いなりに良いアプリなんじゃないかな…

rtfからEPUBを作りたい

EPUBを作るには、Calibreに対応するファイルを読み込んで、EPUBで書き出せばいいらしい。
案外簡単なもんですね。
対応するファイルは、pdfを始めとする様々な電子書籍のフォーマット、それと、HTML、OTF、RTF、TXTなどです。
TXT以外は、出来るだけ元のファイルの装飾やら設定やらを維持したままEPUBに変換する、ていう感じなのかな。
TXTは、改行だけ変換するっぽいです。

iTextで書いた小説がRTFだったので、取り敢えずRTFからEPUBに変換してみることにしました。
元の小説が、縦書三段組、ルビ傍点縦中横使用のHTMLで組んだらめんどくさいだろうなという作りだったのですが、案の定、書きだそうとしたらerrorと言われました。
詳細を見てみると、「一回HTMLに変換してからやり直してみ?」みたいなことを言われました。
これは会社でやっていまして、会社ではiTextを入れておらず。WordでHTMLに変換しようとしたのですけど。
「縦書はHTMLでは無理です」「ですよねー」
という事態に陥り、取り敢えずRTFからは無理かも知れない…という結論に至りました。(縦書の場合はね)

じゃあPDFから作ってみる!

RTFの小説ですが…コンビニでプリントアウトする用に、PDFも作ってあったのです!
PDFなら、フォントもインストールされてなくたって見れるし、なんか出来る気がすると思ったのです。
で、やってみたんですけど、どうもプレビューに何も表示されないんです。
フリーソフトだからかな。しょうがねえな。と思って、携帯に送ってみたのですが、それでも何も表示されませんでした。

縦書だからかも知れない。
そう思って、横書きの、仕事で作ったチラシのデータを変換してみることにしました。
文字だけ出ませんでした。
画像(非埋め込み)も、諸々オブジェクトも、アウトライン化したテキストだって表示されています。
でも、そのままテキストだけは表示されませんでした。
それならオールテキストの小説なんてプレビューに何も表示されないわけです。

色々ググッたところ、やはりPDFとEPUBはページの概念自体が違うため、相互変換は結構無謀みたいです。
ただ、テキスト以外はいけそうな感じだったので、テキスト以外の何かを作りたい時には使えるかも知れません。
まあ、それならPDFでも良いって話なんですけどね。

もう思い付かないからTXTから作ってみる

他にやりようもなかったので、一度プレーンなTXTにしてからEPUBに変換してみることにしました。
RTFのファイルから、TeraPadにコピペしてTXTで保存。簡単なお仕事です。もう、ヒラギノ明朝も縦書もルビも傍点も縦中横もありません。
これでどやー!と変換してみると、あっさりEPUBファイルが出来ました。
しかし、ググっていた知識によると、日本語のテキストは文字化けするので、ちょっとファイルをいじらなければならないようです。
と言っても簡単なのですが、EPUBファイルの.epubという拡張子を.zipに変え、中のXHTMLファイルのlang=”en”をlang=”ja”に変えるだけです。
で、携帯に送って見てみる…(なんかDropboxから一回内部ストレージのBookフォルダに移動しないと見れなかったのですが、もしかしたらDropboxから直接見る方法もあったかも)
問題なく見れました。
ただし、横書きゴシックです。
ルビなどの装飾も一切ありません。
この程度では、中成功とも言いたくありません。まだ失敗レベルです。私は明朝体の縦書で、ルビも傍点もあり、縦中横(!?←これがやりたいだけです)もある電子書籍が作りたいんです…

でも、こっからどうやってその装飾を実現させるんだろう。
TXTファイルって、ほんと生々しいまでに装飾されてないし…
と思ったけど、よく考えてみたら、別にリーダーで見てるのはTXTファイルではないんですよね。
EPUBファイルを見ているんです。EPUBファイルなんて、ベースはHTMLみたいなものなんです。
これは…いけるかも…!

CSSをいじってみよう!

HTMLがベースのEPUBには、もちろんスタイルシートも付属しています。
スタイルシートで縦書にしてフォント指定すればいいんじゃないかな…?
と思い、ググってみました。
縦書にするCSSはこれです。

writing-mode: vertical-rl;
-webkit-writing-mode: vertical-rl;
-epub-writing-mode: vertical-rl;
line-height: 1.75;
text-align: justify;

で、これを追加して、もう一度携帯で見てみる。
…あ、れ?
横書きのまま…?
おかしいな…と思って、Calibreでプレビューしてみる。(順番逆じゃね?と思うかも知れないけど、EPUB→ZIP→EPUBした後にもう一回Calibreで読みなおすのめんどくさかったんだ)
なんか…縦になってるんだけど…なんていうか…
:D
こうならないと読めない…。
つまり、文字組じゃなくて、まんまページそのものが90度傾いてる状態…。
えー。
こう中途半端に実現されてしまうと、むしろ駄目なのではないかと思って諦めたくなってしまうのが私です。
しかも、縦書にできたところで、まあフォントはいいとしても、ルビと傍点と縦中横は再現出来る見込み、まだないですしね…。
別の方法を模索してみようか…めんどくさい。

青空文庫→EPUB

フォントも傍点も縦中横も諦めよう。
でも、縦書とルビだけは諦めたくない…!
そんな気持ちで色々ググること30分、わかったことがあります。
なんか、青空文庫→EPUBだと、縦書ルビ付き、出来るっぽい。
つまり、青空文庫化できればいいってことだな?青空文庫…私だって少しは知ってる…なんか著作権切れた本が無料で読める奴でしょ…
ただ、それだけしか知らないので、作り方も勿論、どういうフォーマットなのかも全く知りません。
そこから調べなくてはならないようです。

で。調べた結果。
なんかよくわかんなかったんです。
EPUBと同じようにHTMLベースの何かみたいなのですが、その何かを、何をどうやってどのような構成で作ればいいのかわかりません。
なにせ、出てくる検索結果のほとんどが、「青空文庫からDLしたファイルを…」という話なのです。

…そうじゃない!
私が青空文庫形式の何かを作るんだよ!どうやって作るんだよ!
…わかりません。
これがわかれば、できそうな気がするのに…。そこまで出来れば、あとはフォントとかもどうにかなりそうなのに。
だって、青空文庫読んでる方や、青空文庫をググッたことがある人にはわかるでしょう。
結構理想の、なんか小説っぽい見た目なんです。
何あれどういうことなの…

結局、それがわからないまま私はタイムアウト(仕事の定時)を迎えました。
せっかく、あと少しというところまで来たというのに…!
でも、青空文庫が作れるようになれば、私が目指すEPUBも作れるような気がするんです。
多分…多分あとすこしなんです…。
青空文庫さんが企業秘密で青空文庫ファイルが他人に作れないようにしていたりしなければ、出来るはずなのに…

まとめ

次回再開する時には、青空文庫形式のファイルをどうやって作るか…というところから始めたいと思います。
もし出来ないなら別の方法をまた模索しなきゃならないですけど。
でもきっと出来ると思うんだよね。出来ないことなんて、そう無いと思うんだ今の世の中!

でも、少しだけ、もう横書きでも良いかな…と思ってる面もあったりします。
ひとつの妥協案として、ルビさえ振れれば横書きでも良いかな…というのもあります。
ただしその場合、頻出単語の同じ漢字が様々に別の読み方をするけどそれを楽に変換できる方法があればなんですけど。
一個一個やるとか、ちょっと時間かかり過ぎて死んじゃうかもしれないから…。
そういう非効率的なのはしたくないから…。
テキストファイルの段階で、絶対他では使わない文字列と一緒にその単語を書いておいて、後で文字列と一緒にタグに一括変換というのはアリかも知れないけど…
なんかそういうさ、私の手を煩わすのは…ちょっと…。
もっとこう、サクッと行けばいいんだけど…出来れば、RTF(かPDF)→青空文庫→EPUBみたいな、変換ボタン押すだけで良いみたいなの…
あればいいですね…