世界中が敵になっても…

職場の有線で、「世界中が敵になっても俺は最後まで味方」みたいな歌詞の湘南乃風的な歌が流れてたのですが、その時本当に意識を失いそうなレベルで眠かったので「世界中が敵になるってどんなだよ。お前の彼女は魔王なのかよ…」と思ってしまったのですが…。

うん、魔王かも知れない。
魔王じゃなかったとしても、魔王に匹敵するほどに世界中から敵視される存在だったのかも知れない。
でも、生まれた時からそうだったというのはなんか違うな…(代々魔王の家系みたいな)
もし生まれた時からだったら、男はその彼女に恋する機会もないだろうし。
そもそも、「敵になっても…」という言葉から、まだ敵にはなってないんだと思う。
不可抗力の事由で魔王などにならざるを得ないというのもなんか違う。
それはそれで可哀想系ストーリーにはなりそうだけど、いまいち男女の一致団結感がない。
男は「最後までお前を見捨てない!」と言っていても、彼女は魔王的なやつになったことを嘆いているだけで、その先どうしたいのかというような意志を感じない。
ここは、彼女は自らの意志で世界を敵に回すのだという方がしっくりくる。
おそらく、彼女には成し遂げたい大きな目標がある。
が、それを成し遂げることは、世界を敵に回すようなことだったのだ。(非人道的とかなんかそういうのとか、国とか金持ちが何かしら損害を受けるとかそういうやつ)

で、彼女は明日ついに行動に移すことを決意した。
というタイミングで、男は「世界中が敵になっても俺は味方」って言ったんだと思う。
彼女の成し遂げたい目標には賛同できるし、そういう目標を掲げられる彼女だからこそ好きになったのだろう。

その後の部分の歌詞(「世界中が敵に~」は歌の最初の部分だった)は、眠かったのと会社が騒がしかったのでよくわからなかったので、行動に移した後のことは想像で書く。

彼女は味方が男以外いなくなってしまった。
なんか彼女とか男とか登場人物が増えたら分かりづらいので、名前を付けることにする。
彼女=陽菜(はるな):目標を成し遂げる為に世界を敵に回す決意をした女
男=大翔(ひろと):目標の為に世界を敵に回した彼女の味方でいると誓った男。
名前がちょっと読みづらいのは、思いつかなくて明治安田生命の2011年度版新生児の命名ランキングの男女一位を拝借したからです。

では仕切り直します。
陽菜の味方は、大翔以外いなくなってしまった。
家族も友達も味方になってくれない。指名手配されているので、警察に突き出そうとする。
指名手配どころじゃなく、暗殺を専門に請け負う闇の組織にも命を狙われるようになった。
二人は、中古の軽自動車を家がわりに、隠れるように生活するようになる。(このへんはちょっと歌詞が聞こえた部分)
ちなみに、陽菜は指名手配されてるから、軽自動車は大翔名義で買った。
隠れながらも、目標を成し遂げるための準備をする日々だった。
ある日、暗殺組織か国連軍の攻撃により、軽自動車が大破する。
二人は怪我を負いながらも、命からがらマンホールから下水道に逃げ込んだ。
そこを、下水道の中に住んでいたホームレスに助けられる。
ホームレスは、ホームレスネットワークにより陽菜のことを知っていて、協力したいと思っていた。
陽菜の目標は、国とか偉い人にとっては不都合だけど、ホームレスなどには夢を与えるようなものだった。
そして、なんとそのホームレスは実は元東大の教授だった。
実は、プロフェッサーは陽菜のような思想の持ち主で、その為に研究をしていたが、それを糾弾されてホームレスになったのだった。
プロフェッサーの話によると、プロフェッサーが教授だった時代、その研究に賛同してくれる有能な学生も結構いたらしい。
計画の為には味方も多いほうがいいので、その人達をどうにかして集めることにした。
ところで、攻撃されて車が大破したから、計画の為に必要だった物資などもなくなってしまった。
大翔が「また一から出直しだな」というと、陽菜は「物資はなくなってしまっても、今まで手に入れた情報は全て私の頭の中に入っている」というかっこいいようなことを言う。
で、学生たちが何人か集まって、計画が大きく動き出した。
その中で、だんだん世の中の人達の中にも、真意を知って賛同してくれる人が多くなってきた。
が、人が増えると隠れづらくなって、アジト(下水の中?)がばれてしまった。
そこで、プロフェッサーが国連軍に殺されてしまった。
しかし、その時プロフェッサーは盗聴器を持っていたか何かで、重要な情報(計画を成功させる為にすごく重要な役割のもの)を手に入れていた。
プロフェッサーが倒れた反動でその盗聴器か何かは下水道を流れていき、紆余曲折を経て陽菜の手に届いた。
そして計画は成功して(この間色々あるだろうけど思い浮かばなかったから省略する)、陽菜は新国際連合のトップになった。
もう、敵はいないかのように思われた。
が、元大統領とか何かすごい地位を持った人が、式典の最中にナイフを持って陽菜に襲いかかってきた。
それをかばって大翔は死んだ。
死ぬとき何かかっこいいことを言う。「世界が敵に回っても俺は最後まで味方だった。これからは世界も味方でいてくれる」みたいなやつ。実際はこれの十倍くらいはかっこいいことを言う。一番の見せ場。
で、大翔は死んだけど、大勢の味方が大統領みたいな奴にも攻撃して、そいつも死んだ。
そいつは、死ぬ時に「これが世界の選択か…」みたいなことを言う。
陽菜は、大翔を失って悲しかったが、話の中盤くらいで「なんで私の為にこんなにするのかわからない」「陽菜の為だけじゃない、陽菜の目標は俺の夢でもある」みたいな会話をするくだりがあるはずなので、そのことを思い出して、「私は二人の夢を叶えたんだ!」と納得する。

というような内容の話を書いたらラノベ作家としてデビューできるかな、と思ったけど、よく考えたらこのストーリー大体コードギアスみたいなもんだな、と気付いたのでやめた。
あと、世界を敵に回すけど最終的に味方になるような計画とか思いつかないし。

…そんな妄想をしてたら目が覚めました。